日本と西洋の気候

気候にあった家造り

緯度が高く、乾燥し、冬は冷え込むため、開口部が少ない方が合理的とする西洋と、温暖かつ多湿であるため、開口部は大きい方が有利とする日本とでは、家づくりに対する考え方がまるで違います。気候にあった家造りをすることが、家を長持ちさせる一番の秘訣なのかもしれません。

木造住宅

木の素晴らしさ

木製・金属製・コンクリート製の飼育箱でマウスの生存率を調査する実験が行われました。その結果、木製85%・金属製41%・コンクリート製7%という圧倒的に木製の方が生き物に優しいことがわかりました。日本人の寿命が世界的にも高いのは、木造住宅の文化のおかげかもしれません。

屋根

屋根の形には秘密が

「古民家」と最近よく耳にすることが多くなりましたが、いわゆる古い住宅が、長い年月の間、幾多の自然災害を乗り越え、現在も住居としての機能を果たせている大きな要因の一つに、日本独特の屋根の形があげられます。先人の知恵に感謝です。

軒の役割

昨今では軒先のある家が本当に少なくなりました。しかし、本来の日本家屋にあった長い軒は重要な機能を果たしていました。例えば、夏の高い直射日光は遮り、冬の低く長い陽射しはしっかり取り込んで室内を快適にすることや、露や大風時期には、窓や外壁の損傷を防いでいました。

縁側

縁側という不思議な場所

縁側におばあさんが腰かけ、お茶を飲みながらご近所さんと話しているという風景は、今や懐かしいものになってしまいました。この風景は縁側が最適なコミュニケーションスペースになっていたことを示しており、敷居を跨ぐほどの用事はなかなか無くても、縁側にちょっと腰かけられれば気軽に話せるため、ご近所とも上手くコミュニケーションがとれていたのでしょう。

くつろげる癒しの空間

畳には周知のとおりたくさんのいい所があります。調湿効果・断熱効果・保温効果・吸音効果・空気清浄化などいろいろ良いところがありますが、日本人にとって、なにより一番の良さを上げるとすれば、それは安らげる癒しの効果ではないでしょうか。